大分県津久見産の極早生(ごくわせ)ミカンでみかんシロップを作ってみた。
こんにちは
ジュンベリー(@juneberryrose)です。
9月下旬。国内産の柑橘類を求めてイオン内に設置されている、地域を結ぶ直売広場“わくわく広場“に足を運んだところ大分県津久見市産の温州みかんを発見。
小ぶりでかわいくて、果皮も所々青い。
この時期の温州ミカンは極早生(ごくわせ)といって酸っぱいのが特徴。
手に取った瞬間「私をシロップにしたらおいしいよ」という声が聞こえてきたような気がしたので(?)みかんシロップを作ることを決め、購入しました。
1600年代は献上品だった津久見みかん
大分県産津久見市産のみかんについて少し調べてみました。
すると、なんと今から約400年前の1600年代は朝廷への献上品だったそう。
朝廷は今でいう天皇にあたり、献上品としては新天皇誕生を祝う儀式に使われる品物の1つ、といったところでしょうか。
なんだか気品高いみかんですよね。
400年前には、位の高いごく一部の方々しか口に出来なかったであろう津久見みかんをいただけるとは、幸せな時代に生かされているなぁ~なんて幸せを感じちゃいます(*'▽')
また大分県津久見市は、樹齢800年を超える日本で最古といわれるみかんの先祖の木が国の天然記念物として健在していて、みかんの歴史が日本一長いまちなんだそう。
準備するもの
材料 | 分量 |
---|---|
瓶 | 1つ (1瓶1500㎖ほど入るもの) |
極早生みかん | 7つ (約600g) |
氷砂糖 | 1袋 (1㎏) |
写真には写っていませんが1500㎖ほど入る瓶を使いました。
作った手順
1. 極早生みかんを煮沸消毒
2. ヘタとおしりを切り落とし、4等分にスライス
3. 瓶にみかんと氷砂糖を交互に積んでいく
1.沸騰したお湯に極早生みかんを煮沸消毒
沸騰したお湯にみかんをくぐらせ、
取り出したらクッキングペーパーで水分をふき取ります。
2.ヘタとおしりを切り落とし、4等分にスライス
ヘタとおしりを切り落とし、
スライスしていきます。
切るときに果汁が出てきてはもったいないので、薄くなりすぎないように4等分にスライス。
包丁を入れたら果汁が滴ってくるのではないかと心配でしたが、種もないし薄皮が薄めの極早生みかんのため大丈夫だったようです。
3.瓶にみかんと氷砂糖を交互に積んでいく
瓶にみかん→氷砂糖と入れていき、積み重ねていきます。
途中の段階。
色が鮮やかで、弾け出てきそうなほどプリっぷりな果肉です。
写真で見ても果肉内の粒がはっきり見えますね。
スライスしているときも、果肉1粒1粒の弾力が包丁の持ち手の柄から伝ってくるくらいにしっかりと身が詰まっているのを感じて、シロップづくりへのモチベーションがさらにアップしました(´艸`*)
最後は氷砂糖が上に来ます。
まだ一握りほどの氷砂糖が残っていますが、蓋をします。
しばらくするとかさが減ってくるので、再度氷砂糖を追加します。
蓋をして完成(^_-)☆
滲み出るエキスを眺める
30分くらい経過したところ。
氷砂糖が果肉にしみ込んで出来上がってきたエキスがじわじわとにじみ出てきて、ゆ~っくりと瓶底に溜まっていきます。
シロップづくりにおけるこの時間がこの上なく好き。
時間が経つのを忘れて、いつまでも眺めていられます。
果肉を氷砂糖に漬けて作る自家製シロップのだいご味って、この時間ではないかと個人的に思ってます。(´艸`*)
でも眺めているとついつい飲みたくなってしまう。。
2日ほどたたないと味がなじまないので、まだ我慢、我慢。
6時間経つとこれくらい溜まりました。
あっ、気づいたら飲んでた。。
我慢しきらず、炭酸水で割って飲んでしまいました。。
…シロップづくりの際はいつものことなんですけどね(^_-)☆
味がなじむ前のシロップを飲めるのも、自家製ならではです。
ちなみに先月、ジューシーオレンジ(河内晩柑:かわちばんかん)のシロップ漬けを作ってみたので、是非ご覧ください。
おわりに
9月下旬に出回る温州みかんは極早生(ごくわせ)みかんと言われ、酸味が強いのが特徴。
シロップづくりで切り落とした皮に残っていた果肉を少しかじってみたのですが、「すっぱ(>_<)!!」かった。。
酸っぱいミカンを食べてみたい!といった方は皮をむいてそのままいただき、甘党の場合はシロップ漬けにして炭酸水やお酒で割って飲むと、自分の嗜好に合った津久見極早生みかんを味わえそうです(^^♪。